薬でアレルギーになることがあるの?

[公開日]

[最終更新日]2019-01-17

    頭痛持ちなので、鎮痛剤を持ち歩いています。最近、友だちから、鎮痛剤はアレルギーのもとになるからあまり飲まないほうがいいと言われましたが、本当ですか?薬がないと、いざというとき困ってしまうのですが。

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    「薬の成分の中には、アレルギーに注意すべきものもあります」

    頭痛や月経痛に悩まされることの多い女性にとって、市販の鎮痛薬はとても身近な薬だと思
    います。しかし、身近だからといって不用意に飲むと、息苦しさなどの思わぬ副作用に見舞われる恐れがあります。

    鎮痛薬の主成分には、アスピリンやイブプ口フ工ン、アセトアミノフ工ンといったものがありますが、こうした成分がアレルギーの引き金になることがあるからで頭痛などの痛みを感じるとき、体の中ではプロスタグランジンという物質が作られています。

    鎮痛薬には、このブロスタグランジンを作らなくすることで痛みを抑える働きを持つものが数多くあります。ところが、その働きの過程で、人によってはブ口スタグランジンが作られなくなる代わりに、口イコトリ工ンという別の物質が過剰に作られてしまう場合があります。ロイコトリ工ンには気管を収縮させる作用があるため、これが原因でぜんそくが起こることがあるのです。

    これは、アスピリンぜんそくと呼ばれていますが、アスピリンだけでなく、ブロスタグランジンを作らなくする働きを持つ鎮痛薬のすべてで生じる可能性があります。