女性にとって永遠のテーマともいえる「美白」!それは敏感肌の方にとっても同じです。美白化粧水はどのように選んでいますか?ネットでは、美白化粧水ランキングといったものが多くありますが、信用してはいけません。ランキングだけで化粧品を選ぶのは危険です!
概要
敏感肌が美白化粧水ランキングを信じてはいけない理由
敏感肌のほとんどは、肌の乾燥が原因です。
敏感肌とは、肌の乾燥状態が悪化してバリア機能が低下することで、ちょっとした刺激でも赤くなったりピリピリと感じやすくなっている肌の状態です。
そして、敏感肌の状態というのはさまざま。アレルギーに反応しやすい人もいれば、紫外線のダメージを受けやすい人もいます。さらに、化粧品による刺激の感じ方もさまざま。そのため、敏感肌は多くの人が良いと評価している化粧品でも、刺激を感じてしまったりすることもあるのです。
敏感肌が美白化粧水ランキングに求めるもの
化粧品を選ぶのに多くの方が、美白化粧水ランキングなどを参考にしているのではないでしょうか?
実際に、美白をしたいと思っている敏感肌の方が求めているのは、
・効果があるかどうか
・敏感肌でも使えるかどうか
といったことだと思います。
口コミでも効果を実感してる人が多く、敏感肌でも使えるものを知りたい。これらは、化粧品を選ぶうえでも大切なことです。
しかし、はっきり言うと美白化粧水ランキングで「効果があるかどうか」「敏感肌でも使えるかどうか」は、あてになりません。その理由を解説していきます。
シミを消す美白化粧水はない!?
化粧品で、美白と表記できるのは医薬部外品だけです。
医薬部外品であるためには、厚生労働省に認められた美白有効成分を基準量配合されている必要があるため、安心で効果があるとういう目安にしている方も多いのではないでしょうか?
しかし、この医薬部外品で認められている美白表現は「メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」といったもので、「シミを消す」といった表現はできません。
つまり、美白とはシミを消すものではなく、シミの原因となるメラニンの生成を予防することなのです。
メラニンは、肌を紫外線から守るために作られるものですが、紫外線を多く浴び続けることで大量に作られたり、肌の代謝であるターンオーバーが乱れ正常に行われないことで、メラニンが肌内部にずっと残ってしまい、それが肌の表面に出てきてシミやくすみとなるのです。
美白化粧水に求めることは、肌を白くしたり、シミを消すというのではなく、
メラニンが増えるのを抑えたり、メラニンがスムーズに排出されるようにターンオーバーを正常化することです。美白にはメラニンを増やさない・溜めないことが大切になります。
人によって、蓄積されたメラニンの量も違えば、メラニンの増え方や、ターンオーバーの周期も違います。美白化粧水の効果のランキングとは何を根拠に作られたものでしょうか。厚生労働省に認められた美白成分が入っているから?もしくは、実際に試してみて?口コミ?
実際に厚生労働省の認可は受けていないけれど、メラニンに働きかける美容成分はいろいろあります。厚生労働省の認可を得るには数年から10数年かかり、近年では化粧品メーカーの化粧品開発も進歩し、医薬部外品ではないけれど、美白に有効な化粧品などもあります。
また、できてしまったメラニンはターンオーバーによって排出するしかありません。
実際にシミやくすみなどが改善を実感するまでには、最低でも3カ月以上はかかるでしょう。新しい美白化粧水が増える中、その効果を実際に試してランキングにするのは不可能だと思います。
実際に多くのサイトでランキング上位に入っているものは、メーカー側が広告費用を出して記載されていることもあるので、ランキングは参考にしない方がいいです。特に、敏感肌の方は!
美白化粧水が敏感肌のシミの原因に!?
敏感肌にとって、美白化粧水を選ぶ際に一番問題となのは「肌に合わない」ということ。
・美白化粧水を使ってピリピリと刺激を感じる
・美白化粧水を使ったら顔の赤みが出た
・美白化粧水を使って乾燥しやすくなった
という経験はありませんか?
美白化粧水に配合されている美白成分は、メラニンの生成を抑えたり、メラニンの排出を促したりなど、作用の強いものが多い分、どうしても敏感肌の人にとっては刺激になってしまいます。
その刺激が原因で、肌が炎症を起こすと、肌は炎症から肌を守るためにメラニンを作り出してしまいます。美白化粧水が原因でメラニンを増やしてしまっては本末転倒。かえってシミをつくる原因になってしまいます。
よく、敏感肌は美白化粧水の効果を実感しにくいと言われますが、それが原因です。
肌が弱っているのに刺激の強い美白成分を使ったところで逆効果になってしまうのです。また、敏感肌というのは紫外線のダメージも受けやすく、ターンオーバーも乱れがち。これらの原因が重なって、なかなか効果を実感できず、逆にシミが増えたように感じることもあるのです。
薬でもそうですが、作用が強いものはそのぶん反作用(副作用)も強いので、肌にあうかどうかを慎重に見極めることが大切なのです。
同じ美白成分を配合している化粧品でも、配合量や他の美容成分の組み合わせはメーカーによって違います。その違いで、敏感肌への刺激があるかないかも変わってきます。
敏感肌への刺激がないものを選ぶことが大切ですが、一概に美白化粧水といっても、肌の悩みや状態によって効果的に働いてくれる美白成分は違います。あなたの今の肌の状態に合わせた美白成分を選ぶことも大切なのです。
敏感肌が美白化粧水を選ぶときは、まず、トライアルセットなどで自分の肌と相性を確かめてみることが大切です。
敏感肌が美白をするために効果的な方法
美白有効成分の効果は、
・メラニンの生成を予防する
・メラニンの排出を促す
です。
つまり、美白するために必要なことは、
・メラニンを増やさない
・ターンオーバーを正常化する
この2つが大切なのです。
「これって、美白化粧水じゃなくてもできるんじゃないの??」って思った方は正解です。
さらに補足すると、この2つは敏感肌を改善するためにもとても大切なことなのです。
敏感肌とメラニン
敏感肌でメラニンが増えてしまう原因には、「紫外線によるダメージ」と「炎症によるダメージ」などがあります。紫外線によるダメージは、紫外線対策をしっかり行うことで減らすことができます。
そして、敏感肌さんが特に注意したいのが炎症によるダメージ。ちょっとしたことでも刺激を感じやすい敏感肌には、刺激を感じる際に肌は小さな炎症を起こしています。そのため、刺激を減らすことが重要になります。化粧品による刺激だけでなく、スキンケアで化粧品を塗る際の摩擦、洗顔時の摩擦、タオルで拭く際の摩擦、これらもすべて刺激となってしまいます。
化粧品は、肌への刺激がないものを選ぶこと、そして、スキンケアによる肌への負担を減らすことが、メラニンを増やさないために効果的です。
それができたうえで、さらにプラスして、メラニンの生成を予防する美白有効成分が配合された美白化粧水を取り入れていくのが効果的といえます。
気をつけていても、うっかり日焼けをしてしまうこともありますよね。
黒くなったり、シミになるのが嫌だからと、日焼け直後に美白化粧水を使っている人も多いです。
しかし、日焼け直後から美白化粧水を使用することは、肌にとっては逆効果。
日焼け直後の肌はとても敏感な状態です。美白成分は、日焼け直後の肌には刺激が強いものが多いです。
日焼けは肌の火傷。美白したい気持ちはあると思いますが、まずは肌のヒリヒリや赤みなどの炎症を治めることが必要です。
日焼け直後は、肌を冷やし、刺激の少ない化粧水や保湿クリームでのスキンケアが効果的です。美白化粧水は肌の状態が落ち着いてから使いましょう。
敏感肌とターンオーバー
ターンオーバーとは、肌の生まれ変わり(新陳代謝)のことで、健康的な肌を保つためにはとても大切なものです。
しかし、敏感肌の状態というのはターンオーバーが乱れがちです。
ターンオーバーは年齢を重ねると遅くなり、ターンオーバーが遅くなることで、日焼けや肌トラブルの回復も遅く、メラニンも蓄積しやすくなります。また、古い角質はどんどん硬くなるので、見た目もゴワゴワした汚い肌に見えてしまい、くすみの原因になります。
また、敏感肌の場合は、ターンオーバーが早くなっていることも多いです。
ターンオーバーが早くなると、細胞が未熟な状態のまま、肌のバリア機能として働くことになり十分な働きができなくなります。そうなると、潤いを保持する力が低下し、肌は乾燥し、肌細胞ももろくなり、スカスカの状態のため外部からのダメージを受けやすくなります。
そんなスカスカの状態のところに、化粧品で美容成分を与えても、美容成分を留めておくことができません。
敏感肌が美白をしたいのであれば、ターンオーバーを正常化することがとても重要となるのです。スキンケアでターンオーバーを正常化するために必要なことは、
・潤いを逃がさないこと(水分保持力)
・外部からの刺激から肌を守ること
です。乾燥しやすい敏感肌は、肌の潤いを逃がさずにしっかりと保つこと重要。そして、未熟な肌細胞を守るために化粧品で外部からの刺激から肌を守ることも重要。この2つがしっかりとできていれば、少しづつですが敏感肌の状態が改善されていきます。
美白化粧水は意味がない!?
化粧水は、美白に限ぎらず肌悩みに対する効果は期待しない方がいいです。
基本的に化粧水というのは、肌に潤いを与え、洗顔でアルカリ性になった肌を弱酸性に戻し、後に行うスキンケアでの美容成分の浸透を助ける役割です。
化粧水の成分は、ほとんどが水なので有効成分も少ししか配合されていません。
美白化粧水には、もちろん美白有効成分が配合されているのですが、その濃度は美容液などに比べると少ないです。そのため、美白化粧水にお金をかけるのはおすすめしません。
また、化粧水で補った水分や美白有用成分も、蒸発してしまっては意味がありません。しっかりとそのあとのスキンケアで保湿することが重要です。美白を意識するのであれば、化粧水で肌の水分を補い、美容液などで美白有用成分を与え、いかに水分や美容成分を逃がさないように保湿するかが美白にとって大切なことといえるでしょう。
敏感肌が美白化粧品を試すならサエルがおすすめ
「サエル」は、ポーラオルビスグループの敏感肌専門ブランド「ディセンシア」の美白ケアシリーズです。
・化粧水(美白有効成分:ビタミンC誘導体)
・美容液(美白有効成分:アルブチン)
・クリーム(美白有効成分:ビタミンC誘導体)
ディセンシア「サエル」でのスキンケアは、「潤いを与え・美白成分を届け・逃がさない」。
敏感肌に必要なシンプルで基本的な3ステップなので、過剰なスキンケアによる負担はありません。
ディセンシア「サエル」に配合されているビタミンC誘導体は、厚生労働省認可の美白有効成分の中で唯一、「メラニン還元作用」があります。シミは肌内部で大量に作られたメラニンが酸化して黒くなることできるのですが、メラニンが還元作用では、この黒くなったメラニンを無色の状態にすることができます。
メラニン還元作用のある美白化粧水は刺激が強いイメージがありますが、それはハイドロキノンとういう成分が原因です。ハイドロキノンはメラニン還元作用で有名な成分ですが、厚生労働省の認可を受けていない成分で、肌への刺激が強いので敏感肌は注意が必要な成分です。サエルには、このハイドロキノンは配合されていません。
また、ビタミンC誘導体には、メラニンを酸化させる活性酸素の除去や、メラニンの生成を抑えてくれます。美容液に含まれているアルブチンも、厚生労働省認可の美白有効成分で、メラニンの生成を抑えます。アルブチンは、美白成分の代表格とも言え、ビタミンCとの相乗効果が大きいので、ビタミンC誘導体と一緒に配合されている美白化粧品は多いです。
そして、ディセンシア「サエル」のいちばん大きな特長は、クリームに採用されている独自技術「ヴァイタサイクルヴェール®」。その技術によって、肌表面にバリア膜をつくり、外部からの刺激から肌を守り、美容成分や水分の蒸発を防いでくれます。
また、弱っている肌の修復をサポートする「ムラサキシキブエキス」など、有効成分の働きを助けたり相乗効果をもたらしたりする成分が配合されています。
ディセンシア「サエル」は、約10日間試せるトライアルセットや、使用後も返品可能な30日間返金保証など、敏感肌ブランドならではのきめ細かい対応もあるので安心です。
美白化粧品で効果が実感できないときは?
3カ月程度ひとつの美白化粧品使ってみて、効果が実感できないようであれば、他の美白成分が配合された美白化粧品に切り替えましょう。肌の状態によっては、別の成分のほうが有効に働く場合もあります。
また、すでに濃く大きくなってしまったシミは、化粧品やスキンケアだけでは改善が難しいこともあります。どうしてもシミを消したいときは、医療レーザーなどの選択肢もあります。ただし、医療レーザーの多くはシミには有効な手段ですが、敏感肌の状態では、また同じ場所にシミができてしまう場合があります。それは、シミの原因となるメラニンは、肌を守るために作られているからです。
美白することだけに意識が集中してしまいがちですが、敏感肌にとっては肌細胞そのものを健康な状態にしてあがることが美白するための大切なポイントとなります。