概要
口角炎
上唇と下唇の境目である口角部分は皮膚どうしが擦れたり汚れがたまったりしがちで、炎症を起こしやすいところです。
原因
体調が悪く、体の抵抗力が落ちている時、抗生物質を服用中のとき、ビタミンなどの栄養の吸収が悪いとき、感染症、よだれなどが原因で起こる。
セルフケアの方法
- 香辛料や辛い物などの刺激物は控える。
- 食事のとき口を大きく開けない。
- 食後に口角部分を洗う。
- 口角部分を舐めない。
- 規則正しい、バランスの取れた食事を心がける。
- 禁煙する。
- ビタミンB群を豊富に含む食べ物を積極的に取る。
※ ビタミンB群は皮膚の新陳代謝を促進し、肌荒れを防ぐ効果があります。ビタミンB群を多く含む食べ物、ほうれん草、トマト、キャベツなどの緑黄色野菜、椎茸、牛乳、豚肉、しじみ、レバーなどが効果的。
口内炎
口、歯茎、唇、喉の粘膜の炎症を口内炎と言います、口内炎の中央部分に白色の膜が付着し、周囲が赤くなったものをアフタと言います。
原因
抵抗力の低下(風邪、発熱、過労、ストレス)、胃腸障害、感染症、口の中の乾燥、虫歯、歯周病などがあげられます。その他、口の中の衛生状態がよくないとき、入れ歯のかみ合わせが悪いとき、誤って歯で噛んだとき、唾液の量が少ないときにも口内炎を起こすことがあります。
セルフケア
- 睡眠を十分とってバランスのとれた食事をする
- 刺激物を避け水分を多く取る
- 歯磨きは丁寧に行い、うがいで口の中を清潔に保つ
口唇炎
唇は皮膚が薄く皮脂腺が少なく、汗腺も存在しません。そのため乾燥しやすく、少しの刺激でも炎症を起こしやすい部位です。
原因
環境要因(乾燥や紫外線など)、刺激(ガム、アメ、よだれなど)、かぶれ(リップクリーム、口紅、歯磨きクリーム)が原因で起こることがあります。また、ビタミンなど栄養の吸収が悪いときやアトピー性皮膚炎などでも唇が荒れることがあります。
スキンケア
- 白色ワセリンを塗って乾燥を防ぐ
- 舌で唇をなめない
- 歯で唇を擦らない
- 唇のかさぶたを無理にとらない
- 上唇と下唇を押さえつける動作をしない
- ビタミンB群を豊富に含む食べ物を積極的に取る
- 唇をモゴモゴ動かさない